てんつくマン ✕ 城村英志 part2
02
てんつくマンの若気の至り
英志:
お笑い芸人で売れる皆さんは必ず感情の起伏があるって。
良いものを見た時にすごい喜ぶ悲しいものを見た時に悲しむというこの感情をしっかり出せる人は売れていくとか何かで言ってたんですけど、なんかこう何かぶつかった時にこれってどういうことっていうエネルギーが多分すごいんでしょうね。
納得いかないとか感動するとかの。
てんつく:
吉本の先輩ともようケンカしたし、吉本のお偉いさんに対してもめっちゃ喧嘩売ったりとかもう
あまりにも筋が通ってなかったら「ふざけんなー」言うて。
よう寛平さんに「やめとけ」言われて。
英志:
先輩でも?
てんつく:
はい、なんか許せなかったんですよ。
英志:
今でもそれありますか?
てんつく:
あると思いますよ。
だって僕最後紳助さんに喧嘩売って、去年復活したんですけど。
紳助さんに喧嘩売って、もう疎遠みたいになってました。
英志:
なんかの噂で紳助さんから可愛がられてるっていう噂を聞いたことがあります。
てんつく:
紳助さんのおかげです。
紳助さんが可愛いがってくれて、色んな事言ってくれたおかげで仕事がいっぱい入ったんですよ。
最後に…なんか若かったですね。
手紙に何枚も書いて「二度とテレビで愛を語るな」とかね、「(自分は)何様やねん」いうて、ほんますみません。
英志:
反省したほうが良いですね(笑)
てんつく:
ほんま反省したほうがいい(苦笑)
人生はゲーム、不安はもうない
英志:
でもやっぱそのくらいのエネルギーがあるんですね。
映画作る時とか、不安じゃなかったんですか?お金だって必要だろうし。
初めてやる…人だってついてくるかどうか。
てんつく:
不安の塊ですよ、そんなの。
英志:
やっぱあるんですよね。
てんつく:
ありますよ!
今はないですね。あるんかなぁ?
ほとんどないですね。
それなんで思えるようになったかと思ったら、
この今俺らが現実だと思ってたものがこれ現実じゃないわっていうことが、
もう99.何%までダウンロードできた状態やから、
もうこれ「イッツ・ア・ゲーム!」って僕の中でもパソコンの世界の中なので、
「失敗?だから何なの?」だってこれゲームだから。
それよりもこのゲームもっと面白くしようぜ!っていうところです今
英志:
面白くするためには失敗(も必要だ)ってなってくるわけですよね?
てんつく:
そうですね、
だから結局ゲームなので。
失敗しても、もっと先行ってて「Yeah!」って言った瞬間、失敗なんかも忘れてるから。
やりたかったやろうっていう、まさに今英志さんがやってる、
こう関わってる子らが「こんなんやりたい!」って言った時に、
じゃあその応援しよう、みたいなことをやってるっていう感じですね。
英志:
僕(てんつくマンさんを)目指してるので、
すごい参考にさせていただいてるので、素敵だなと思っているんですよ。
僕なんかでも悩みがない訳じゃないんですよ、やっぱあって。
楽しくて止まれない!英志の悩み
英志:
僕がこうやってこうやりたいと思って、どんどん僕もアイディア出る方なんですよ。
もう楽しくてしょうがなくて「どうするどうする?」って。
そうすると何かが当たればいいや、ぐらいな感じで結構楽しんでやる。
僕あんまり心配しない方なんですよ。
でもちょっと思うことがあるんですよ。
あ、僕のテンションにもしかして疲れさせてないかなと。
こう不安になる時があるんですけど。
てんつく:
なるほど、わかります。
英志:
僕が次から次へと提案すればするほど、皆さんそろそろちょっと1回立ち止まりたいなというか。
そういう空気を感じる時があって。
この1、2ヶ月ちょっと口をつぐもうと。
ちょっと早過ぎかな。
てんつく:
英志さんのスピードがね。
早いからね、うん。
英志:
このお店できた瞬間に僕は2号店の話をし始めたりとか、この店ができた瞬間に障害持ってる方のブランド作って、
日本中の障害持ってる方々の事業所と提携して、うちはB型事業所っていう国の枠組みがあるんですけど。
Bっていうなんかブランドで、日本中で古着といえば障害持ってる方々みたいなブランド作りたいなと思い始めるんです。
どうせやるんだったら、僕はアフリカに関わっているので、アフリカだけじゃ面白くない。
アメリカと言えばドイツとかフランスが関わってるし、じゃあアジアで言うとカンボジアも僕たち応援したいし。
やっぱアメリカのブランドがあったら面白いかなって。
すぐこう始めちゃうんですよ。
てんつく:
わかりますよ。
英志:
やりたいんですよ。
皆さんちょっと1回ここ(今)のこと考えたいよねって思った時に、
やっぱりこう皆さんが気持ちよく仕事できるって事も大切なことだと思うので。
てんつく:
絶対大切ですね。
英志:
やっぱり家族でね、いるから。やっぱちょっと不安になるじゃないですか。
でも結局ついてきてくれるんですよ。
結局OKしてくれるんですけど、大丈夫?ようやく落ち着けると思ったら、また?
みたいな顔されるということでね。
まぁ少し良いブレーキをね。
良いブレーキを年間何回か踏みながら。
でも止められないので。
次何する?ってなっちゃうんですけども、
なんかその辺でも。
てんつくマンさんとか踏みっぱなしに見える、外から見るとですよ。
どういう風にバランスとっておられるのかなと思って、
やりたい事業をやっぱ地域のために障害持ってる方のためにって、
いろんなアイディア出る。でも実際にやるに人も必要だし、もちろんお金必要ですし。
中でもいろんなブレーキ踏みながらやっていく中で、
これは世の中にいいことだって思えたことを今でもやってるイメージがあって、
だからどうやってバランス取りながらやられてるのかなぁって。
止まらずにどんどん任せていく
てんつく:
バランスは取ろうとしてないですね。
なので周りは大変だと思いますね。
英志:ふふふふ…。
てんつく:
でまぁ今僕保育園やってるんですけど、あとマンゴー園もやってるんですけど、
そのマンゴーは今マンゴーリーダーがいるので、彼を中心に行ければいいなと。
なので僕がなんかこうだ言うのはもう来年で最後にして、
あとはもう任せるようにして。
保育園は今年の4月に開園したんですけど、もうスペシャリストな保育士がいるので。
こいつに任せよう。
英志:早いんですか任せるの。
てんつく:だってもう僕今保育園ほとんど関わってないです。
英志:へぇー。
てんつく:
自分の子供が生まれたら、世界一通わしたい保育園っていうのだけテーマを作って、
そこを目指してやってって言って、なんか問題が起こったら相談して、
なんかお金が必要やったら言って、あとは好きなようにしてって言って。
もう4月、半年ぐらいでもう任せられる状態になって。
もう僕は用務員のおっさんやってるだけで、
なんかこんなん作ってって言ったら作るわーって、作ったことないけどって、
YouTube見ながら作ってるみたいな感じでやってて。
なのでもう2年後学校作ろうって決めたので、
なのでそっち側はもう任すから。
俺はもう学校の方行くわー言うて、
今だけのスタッフだけで、学校っていうのは全然無理なので。
これから学校を一緒に運営できるスタッフを1年間で育てようと思います。
どんどん初めは僕言い出しっぺになるけど、
僕よりももっとやりたいっていうやつが出てきたら、
もうそいつに任せるっていう感じで、どんどん任せていってます。
二人はきっかけ番長
英志:熱のある方が集まって来られて。
てんつく:集まって来ます。
学校のプロジェクトはおそらくこのコンセプトは多分めちゃめちゃイケてるやつらが集まってくると思いますね。
そいつらがもうここで1回何年かやった後、
自分達でまた地元に帰ってそういう風な学校を次々に作っていくようなイメージですね。
ここだけで終わらないこと考えてるわけですね。
これだけで終わる必要なんて全くないでしょ?
英志:ないですないです。
てんつく:僕はきっかけでしょ。
英志:きっかけでしかない。
てんつく:そうでしょ。
英志:こんなの(ファーストマウンテン)が全国にあったらいいのにな。
てんつく:最高ですよこんなカッコいいお店。
英志:
いや本当なんか僕たち、こうやってることをやっぱりこう自分人たちだけでもったいないってやっぱいつも思っていて。
本当にこう障害持ってる方々がみんな元気になっていくんですよ。
さっきの話ですけどやっぱ病気は薬が治すんじゃないと思ってて、
ある意味大事です。
てんつく:
薬は、火事の時の水をかける時の水で。
毎日水かけてても家は戻らないですからね。
英志:
そうです。
やっぱりこう本当に癒しっていうのは、
やっぱり周りの方々の愛だと思うんですよね。
せっかくこう良い自然環境、美味しい空気があって、
そこに愛がある場所でみんなよくなっていくんですよ。
そしたらこれをやっぱり皆さんに伝えたいなって、
このソフトをどうやったら皆さんと一緒にこれが共有できるかなと思っていて。
てんつく:ニワトリがいる教会なわけですね。
英志:
来た人が皆幸せになって帰って欲しいんですよ。
それはスタッフもそうだし、障害を持たれた方、利用者さんもそうだし、
ニワトリたちにもいつも思ってて。
ニワトリが生まれて2日目ぐらい来るんですよ雛が。
うちでラッキーって思って欲しいんですよ。
てんつく:ニワトリにね!
英志:ニワトリに。
てんつく:ツイてるなぁ言うて。
英志:良いとこ来たって思って欲しいですよね。
てんつく:わかるわぁ。
英志:そしたら本当にニワトリたち、良い卵を産みますよ。
てんつく:そうですか!