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大石将司 / ファーストマウンテン店長

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5loavesとの出会い、働きたかった居場所

大石さん:
神奈川県からこちらの方に移住してきて、移住する前から精神障害の方々と一緒に農業をして支援するっていう活動をやってまして。

ちょうど養鶏をやりたいなって自分の中で思ってたタイミングで 5loaves と出会って、初めは卵を買うだけの関係だったのがよくよく話聞くと、B型の作業所っていうこと聞いて、何かお手伝いできることないですかっていうことがきっかけで席を置かせていただいて働いています。

就労継続支援B型とファーストマウンテンの魅力

古着屋とカフェを併設して、人と接することができる方はカフェの方に出ていただいて、そこで一緒に接客をしたりだとか。
やっぱり人と接することがなかなか難しいというような方とか は、洗濯をしたりアイロンがけをしたり、値札を付けをしたりというような形でいろいろな細かい作業もあるので、そういったことをこの場所に来てやるっていうことで外に出るきっかけ、あとは人と関わる出会いの場、そういったものを支援したいと思って、こういった形態で始めました。

古着の方に関してはヴィンテージっていうものをメインで扱っていて、僕が一点一点全部買い付けをしてきているものなので、状態も良くて、ちゃんと着れる履けるもの。
大体1900年から1990年代までの100年間ぐらいの間に作られたアメリカのものであったりヨーロッパのものの古着を扱っています。

カフェに関しては、オーガニックのコーヒーだったり、フェアトレードの紅茶、あとはその僕たちの作業所で育てている自然養鶏で育った卵を使ったシフォンケーキであったり、卵サンドっていうもの、本物ですよね。
ここにある物ってまがいものじゃなくて、本物なものしか置いてないかなっていう、どこに出しても恥ずかしくないものを僕たちは取り扱って提供し、また後は循環もさせたいなって思いもあるので。

今って、破れたら捨てたりとかってするような洋服との付き合い方が多いと思うんですけど、うちはあのリペアもやっていますので、破れたら直したりもできるし、趣味がやっぱり人間って変わると思うんですね。
そういった時に、そういった古いものであれば買い取らせていただき、次の世代の方にもそれを受け継がせていけるような、そういった循環の流れをこのお店を通じて伝えていきたいなと思っています。

大石店長自慢のおすすめアイテム

この後ろにあるBarbour(バブアー)っていうブランドなんですけど、90年代までに作られたものをメインで扱ってるんですが、これはうちのおすすめの一つですね。
量もかなりあるので、うちは県外からも結構(足を運んで)来ていただいて、こんなにこのBarbour(バブアー)があるお店ってなかなかないという風に言ってくれていて、僕たちの場合はクリーニングとリプルーフ(再オイル加工)っていうこともして、店頭に出しているので本当にすぐ着れるっていうような状態の良いものを置いてますね、これは結構自慢できるというか自信があるアイテム一つです。

一番嬉しかったこと。支援の道は間違ってなかった

そうですね、やっぱりまずは障害持った方々が明日ファーストマウンテンだってなると、ちゃんとその身だしなみを整えたり、お風呂が苦手だった方がお風呂にちゃんと入って清潔な状態で来てくれる。
また洋服に興味がなかった方も興味を持って一緒にお店に立って、っていうところが変わっていくのを見て、まずそれが一番嬉しかったですね。
自分にもできました接客がっていう風に言ってくれた時には本当にお店やってよかったなーって思っていて、そこが本当に僕たちの一番の目的だったので、そういうその今までにない感情を抱いて、街に社会に出ようとしてるって言うところで、やっぱり支援の道は間違ってなかったのかなって、嬉しいですね。

私がまさか本当にお店やるなんて。
古着はずっと好きだったんですけど、お店やるなんて思いもしなかった中で自分の経験がこうやって今活かせてるっていうのはすごくありがたいなって思ってますね。
やらされてる感は全くないんで、一応雇われてるけど全然なんかそういう感覚でやってないからかもしれないですね。