聖薫
世界を変えていく存在
城村 聖太:
聖薫みたいな障害を抱えた人とかま聖薫みたいじゃなくてもね
そういうお父さんお母さんが希望を持って生きていけるようになったら良いね
城村 つばさ:
うん、そうだね本当に。
(聖薫も)「そうだ」って言ってる(笑)
城村 聖太:カメラ回るとちゃんとやっぱりあれなんだね(笑)
城村 つばさ:喋り出す(笑)
聖薫ありがたいね、皆。
城村 聖太:本当に。
でも聖薫のおかげ様なんだけどね。
城村 つばさ:ね、そう。
聖薫何もできてないようで人との繋がりをプレゼントしてくれるから、いつもね。
城村 聖太:そうね、本当に。
城村 つばさ:ありがたい。
インタビュアー:だって全ての始まりなわけですよね?
城村 聖太:そうなんですよ。
城村 つばさ:いや、生まれた時はそんな風に思わなかったね。
城村 聖太:生まれた時はただただ可愛いきりだったしなぁ。
城村 つばさ:可愛いし、いや、病気なんて持ってないっていう風に思ってたけど。
やっぱりね、発達の遅れだったりとかが結構出てきちゃったからね。
城村 聖太:うん、そうだね。
城村 つばさ:
そこで受け入れるしかないっていう現実あったよね。
城村 聖太:うん、そうだね。
城村 つばさ:
なんだけど、可愛いに変わりはなかったからあれか。
城村 聖太:うん、そうだね。
城村 つばさ:
やっぱり成長してくにあたってね、自分たちも年取ってくから。
この人の本当に将来の居場所だってどうしようかって考えて。
城村 聖太:そうね、うん。
城村 つばさ:普通の子と同じように生活できたりとか仕事できたりとか独り立ちできたりとかね、してほしいっていう思いもあったりで。
城村 聖太:
なかなか働きもんだよな、周りを働かせる天才だからな(笑)
城村 つばさ:あ、そう!周りを働かせる才能がある。
城村 聖太:ふふふ。
城村 つばさ:ふふふ、すごいよね。
インタビュアー:だって世界を変えていってますもんね。
城村 聖太:そうですね。
城村 つばさ:すごいね、世界変わってるよね、本当にね。
生きるとは? 全部教えてもらった…
城村 聖太:
本当に我々の若い頃って何もなくて何もない中でこうやってねチャレンジさせてもらえたのも聖薫のおかけだし。
城村 つばさ:
そうなんです、さっき聖太さんも言ってたように利用者さんたちと出会ったことによって、自分だけじゃ考えられない世界というものを、この子からも色々教わったし、やっぱり聖薫がいなければ知らない世界っていうのはすごいいっぱいあったね。
やってないか 5loaves。
城村 聖太:やってないやってないよ。
それこそね、こうやってカメラ前で喋るっていう経験も。
城村 つばさ:本当だね、無いよね。
初仕事?(聖薫に向かって聞く)
笑ってるじゃん(笑)
スタッフさん:笑ってる、笑ってる。
城村 聖太:僕たち家族って、多分養護学校でもだいぶ変わってる家族で。
城村 つばさ:そうだね。
城村 聖太:多分ね、幸せそうなんだろうね(笑)
城村 つばさ:よく「悩みありますか?」って聞かれる(笑)
城村 聖太:「悩みありますか?」とか、「学校に求めることってありますか?」みたいに聞かれるんだけど、いつも「ありません!感謝してます!」「聖薫もこんな大きくなって」なんて(笑)
城村 つばさ:変わってるよね(笑)
城村 聖太:変わってるんだよね、そうそう。
スタッフさん:皆なにか求めることが多いのかな?他の(家族は)
城村 聖太:そうだねー。
城村 つばさ:やっぱり、自分の子のためにっていう想いが強くて。
城村 聖太:真剣だからこそ。
良い意味で多分そうだと思うし。
僕たちもじゃあいい意味で期待してないかっていうとそうではなくって。
今その養護学校の先生たちってすごく想いを持ってね、やってくれてるから。
そういう時に親にとって良いこともあれば悪いことももちろんあるんだけど、それ以上に自分の息子のことを本当に一生懸命愛して、この子のために何をやれるんだろうかってやってくれた時に、全部がありがたいよね。
城村 つばさ:そう。
城村 聖太:きっとこの子を通して失敗したことも。
経験になって次の子のためになるし、と思うと本当「助かってるなぁ、感謝だなぁって言ってね。
城村 つばさ:だから聖薫、学校大好き先生大好き、もう行った瞬間にニコニコニコニコ笑って。
家じゃ見れない笑顔で、本当に(笑)
城村 聖太:遠い目してるよね(笑)
城村 つばさ:言うなって?(笑)(聖薫に向かって聞く)ごめん(笑)
だからね、先生方にも支えてもらってるね。
5loavesもうちの家族もだけど。
城村 聖太:聖薫通してやっぱり学ぶのは、できなくて良いんだ、ダメでいいんだ、だよな。
城村 つばさ:どれだけ自分が弱い人間かってところも。
城村 聖太:
親としてやっぱり足りないとこっていっぱいあるんですよ。
特に僕なんかは元々そんなに大した人間じゃないので。
城村 つばさ:私も。
城村 聖太:本当に聖薫を通して父親って何なんだろう?とか仕事って何なんだろう?とか生きるって何なんだろう?っていうの全部教えてもらって。
それがこの子見てると本当ありのままなんですよね。
ありのまま生きていくことの強さ。
格好つけなくていいっていう、できないには助けてくれる人がいるし、自分っていう存在が誰かの支えになってたりするんだというの教えてくれたのは、聖薫だよな。
城村 つばさ:そうだねー。
城村 聖太:大きくなりました。
城村 つばさ:いや本当に皆さんのおかげだね。
城村 聖太:
皆さんのおかげ。
これからどうなってくかね、5loavesもそうだし、聖薫もそうだし。
寝たきりというのも才能
聖薫どうしていきたいですかね?(聖薫に向かって聞く)
城村 聖太:そうだねー(聖薫の代わりに答える)
城村 聖太:これやるとね、人によってはね怒られるんですよ(笑)
あの僕さ、よく小さい頃まだ(聖薫が)ちっちゃい頃ね。
あの腹話術してたの、聖薫と。
ここ(ほっぺた)赤く塗ってここに線引いて抱っこしながら(笑)
城村 つばさ:人によってはね(笑)
城村 聖太:そう、人によっては虐待になるので(笑)
そういうつもりじゃなくて、その聖薫のその寝たきりというのも聖薫の才能だと思ってるので(笑)
それで腹話術やってんだけどね。
最近でもちょっと大きくなりすぎてやめたね。
城村 つばさ:ちょっとできないかなー。
城村 聖太:デカすぎてもう僕が隠れるんだよ。
城村 つばさ:お人形さんじゃないもんね。
城村 聖太:そうそう。
最近よく喋ってくれるからね。
城村 つばさ:ああそうそう、自分でも喋ってもんね。
城村 聖太:
聖薫どうしますか?今後。
5loaves もそうだし、聖薫的には。
城村 聖太(聖薫になりきって):そうだねー、世界が良くなれば良いよねー。
城村 つばさ:そこ!?大きいね!(スケールが)
城村 聖太:大きいなぁ、やっぱり聖薫デカいなぁ、さすが!
宇宙旅行行くかね。
城村 つばさ:うん、宇宙旅行良いね。
城村 聖太:宇宙旅行行ったら寝たきり関係ないからね。
城村 つばさ:そうだね(笑)
城村 聖太:そんなことも考えつつだな、うん、何よりも大きいことよりも小さいことコツコツとだね聖薫、うん。
今いる人たちを幸せにしつつ、幸せを守りつつ、これから出会う人たちにも良い環境になっていけば良いなと思いますね、聖薫。
城村 聖薫:はい(うなずく)
城村 聖太:こんなやっぱり力がない僕たちでも。
城村 つばさ:うん。
城村 聖太:誰かのために動ける、できることがたくさんあるっていうのはそうかなと思うし。
城村 つばさ:うんうん。
城村 聖太:決して 5loaves がすごいんじゃなくて 5loaves に皆で力を合わせるとすごいのかなぁっていうのは感じるね。
城村 つばさ:うん。